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オタクの電脳
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邂逅

2013年11月23日

いまだに根強い人気があって、たまに来日するシルヴィ・バルタンにバルタン星人の話題を振るようになったのは知る限り結構古い。
たしか20年前あたりで見たことがある。
「同じ名前のエイリアンがいるのは知ってるし、なかなか悪くないわ」というのが(多分に外交辞令的な)毎回の評価だと思うが、実際にツーショットというのがあったので見てみると…

うん微妙。
ごめん、シルヴィア。変なのにつきあわせて。
日本のオタクとして謝っておきます。


浅草のサイクル魔境

2012年11月24日

先日浅草で自転車がぶっ壊れた。夜の七時である。
パンクとかスポークが折れるとかのレベルではない、クランクシャフト(ボトムブラケットとか言うらしい)がぼっきり折れた。
あわててスマホで自転車屋を検索して、ようやく一番近い店に転がり込む。こんな時間の自転車屋には珍しく、なんとかまだ開いてた。
だが店の前まで来て仰天。フツーじゃない。
スナックかなにかを改装して無理やり自転車屋にしてある。
入り口には競輪の半鐘(ジャン)
既成品なんか一台もない。店内から店頭にまで溢れ出る無数の怪しげなパーツ。
のっそり出てきた熊みたいなオッサンにダメ元でお願いしたら、気軽にOKをくれる。
いくらになるか聞いたら「まあ5000円しないくらい」とのお答え。
車体を預けて連絡先を伝えようと思ったら、そんなのいらないと言う。明日の夕方にはできてるので、取りに来てくれとのこと。
なんてアバウトなんだと思って翌日電車で行ってみると、おどろくべきことに店は無人。ピカピカになった自転車は怪しげなパーツ類と一緒に施錠されてメモ書きが一枚。
これがなんと競輪の投票券の裏。そこに書いてあった携帯番号に電話すると、どっかで一杯でもやってるらしき声。
「その鍵の番号は●●●●だから、開けて勝手に持って帰ってくれ。他もあちこち直したので、お代の5000円はポストによろしく」
商売っけゼロ、というか、不況まっただ中なこの世知辛い21世紀の東京で、ほとんど民話みたいな世界。
半信半疑でポストに5000円を入れ、愛車(安くて便利なジャイアントのR3)にまたがって仰天。あきらかに様子が違う。新車の時のように、いや新品でもこうは調子がよくなかったんじゃないかと思うような見事な手入れ具合。こりゃ10000円でも安い。オッサン何者。
あとから調べたら、そのスジではわりと有名なマニアショップらしい。
偶然が引き起こした、ちょっとした短編小説みたいな出来事にいたく感銘を受けた次第。
きっと自転車が好きで好きで、一番自分にとって幸せな暮らしを選んだ結果なのだろう。羨ましい限り。
宣伝のつもりで騒ぎ立てして、かえってその平穏を乱すのもどうかと思ったんで店の名前は秘すけど(こんなところで取り上げたからって大した騒ぎにもならんと思うけど)興味があったら調べてみそ。



出落ちジーザス

2012年07月30日

最近アキバの駅構内で「3Dミニポスター」というのが売っているわけよ。
中国製らしき一枚300円、二枚で500円で、レンチキュラーで角度を変えると絵が変わるアレな。
そしたらパンダとか竜に混じってなぜかジーザスがいるわけよ。中国製らしき一枚300円、二枚で500円で。
これは買うだろう。当然二枚で500円。パカパカ動くジーザスをわが手に。
どういう風にパカパカ動くかというと以下のとおり。

画面から「イエ~イ!みんな召されてる~?」と声が聞こえてくるようなファンキーっぷり。
完全な出落ちである。
周囲の天使たちのマジな視線が痛々しい。
多分「うわっ…私の給料、安すぎ?」とでも思っているのだろう。
その後彼がどうなったかというと、こちら。

どうみても十字架上で大後悔の図である。
楽しかったあの日の思い出。「素直に羊でも飼っときゃよかった」という回想シーンである。
中国においては、気高く凛々しい弥勒菩薩も、いつの間にやらハゲデブルーズな布袋さんと化し、義に生きた武人関羽もいつの間にやら商売の神様である。かのジーザスが、いつの間にやら2コマで人生を体現するファンキーなおっさんになっていたといって、誰が責められようか(いや責められはしない)
いや、さすがアキバである。いい買い物をさせてもらった。


キャッスルビルの謎のおっさん

2012年04月08日

キャッスルビル(CastleVille)というゲームがある。SNSやってると、友人からお誘いメッセージが来るのだけどそのアイコンがこちら。

ゲームに進展があるたびに、毎日送られてくるこのゲームのアイコンが気になって仕方ない。
CastleのCと、VilleのVに、王冠をかぶせたデザインなんだ。それはわかってるんだ。
だけどパッと見

こうにしか見えない。
謎のおっさんというか、諸星大二郎的闇の生命体である。
この暗黒神話に出てきそうな異形の怪物が、今日もお誘いメッセージに紛れ、オレの魂を狙っているような気がしてならん。恐るべしソーシャルゲーム。


相撲界の謎

2012年03月10日

いったいどうなっているんだ。


思い出の味 品川駅前デビ・コーナーのカレーとナン。

2011年10月28日



どっちかというと泉岳寺。いつも混んでる品川のカレー屋。空いてるとよく入った。
いまどきカレーというと、東京駅前のダバ・インディアが人気らしいが、こっちのほうが好みだった。
地の利と、日本人がなんとなくイメージする「インドカレー」そのまんまなのがよい。


思い出の味(大井町「肉のまえかわ」の牛刺し)

2011年06月30日


大井町に行ったらぜひオススメ(以前ならな。今は判断をお任せする)
これも旨いマズイを超越した愉悦の場。
なんたってフツーの肉屋の店内で生肉食って酒が飲めるという異空間だ。
酒も自分で冷蔵庫から取り出す。ちょっとパニック映画のワンシーンみたい。
周囲もヘンテコな店が山ほどあって飽きさせない。やさぐれた池袋もいいけど、なんかマヌケな大井町も好きだなあ。
これもまた、今は懐かしき思い出の味。


思い出の味(「池袋どまん中フードコートみかど」の牛玉カレー)

2011年06月08日


池袋といえば、昔は都内で珍しく「いか焼き」を食わせるスナックランドのあった場所。
その香りを今も残す駅前の食堂「池袋どまん中フードコートみかど」(こんな名前だったのか、はじめて知った)
奇怪メニューの数々のなかでも好きだったのは「牛玉カレー」
カレーの上から牛肉とレタスを卵とじを乗っけて500円ポッキリ!
ここに、スパゲティ用の粉チーズをぶっかけて食うのだが、これぞジャンクフードな味がたまらん。
ちなみに、朝はハムの玉子とじを、どんぶり飯に乗っけた「ハムエッグ丼」というのもあるよ(なぜかミカンつき)
今は懐かしき、思い出の味。


エロス・オブ・ワンダー

2011年01月30日


ちゃんと読んだことないけど、腐女子の世界ではカップリングできないネタはないらしい。
キャラクターの組み合わせはもちろん、エスニックジョークの中国人みたいに、机とか飛行機とか、とにかく何でも組み合わせて食べちゃうらしい。
この「エロス・オブ・ワンダー」みたいなメンタリティにすごく興味がある。
いわゆる「男性向け創作」の単純さと違って、「女性向け創作」の世界には、まず根本の部分で巨大な屈折があるように思うのな。
多分これは性淘汰に関わる女性の本能の一部なんだろう。ヘタな男を掴むと一生の損だから、まずできるだけ性についてフィルタリングするのだ。
思春期には、それこそ性そのものを拒絶するくらいの勢いで。
しかも最終的には子供を産まなきゃいけないから、フィルターの奥に秘められた性への渇望たるや、これまた男の比ではない。
それこそフィルターを通すものを無理やり探しちゃうくらいに。
「女性向け創作」の世界というのは、まさにこの相克の発露という気がする。
その濾過物の奇妙さが、一種の誇りというか、アイデンティティとなるわけだ。
もちろんオレもオタクなので、これまでに「エロス・オブ・ワンダー」の領域についてはあれこれ一通り試したつもりだけど、所詮実験みたいなもんだから、本能でやってる奴には絶対に勝てない。
まあ、勝ってどうするよという気はするけど。
それにしても、歪んだ性と愛が、光と闇が、聖と卑が、笑いと悲しみが、渾然として激突しあうあの奇怪な幻想の世界には憧れてやまない。


三葉虫 アンダルシアナ

2011年01月20日


(以下覚書)
モロッコ当南部
エッラシディア県Errachidia西部の
ムシッシ村Mssissi
北部のタスマムト山Jabel Tasmamt
出土
カンブリア紀後期の最下部
…とある。
あるんだが、実際はそう大したもんじゃない。よく見ると半分以上が補修され、それっぽい着色でごまかされている。
状態がいいのは3万とか5万とかするのを数千円で手に入れたのだ。まあそれなりなブツだろう。
でもやっぱ三葉虫はデカくないとな。頭に落とすと人が殺せそうなサイズ。
置き場所もないんだが


けんかえれじい 鈴木隆

2010年11月09日

コンタロウの「いっしょけんめいハジメくん」で、ハジメくんが20回見たというアレの原作。
81年だから、きっと当時は鈴木清順がハジメくんにとって、いやコンタロウにとっての偶像だったんだろうなあ。
原作は初めて見かけたので読んだ。すげえ面白い。一気に読める。
けど、後半があきらかに蛇足。
喧嘩修行がいつのまにか従軍記に。
著者にとって書かずにいられない部分なんだろうけど、読者の興味はそこにないという。でもやっぱ書かずにいられないという。人のこと言えなくて身につまされるという。
文庫で上下巻だけど、下巻あんまり読まなくていいかも。といっても、キロクちゃんのその後が気になるから読むだろうけど。
あと、この世代の人にありがちなパターンとして、もう徹頭徹尾反権力なのな。
そりゃあんだけイヤな目に遭えばそうもなろうけど、結果として、それが別の形で新たな敵というか、呪いのワラ人形を作り出してしまってる感は否めない。
もちろん、こうした評価も後出しじゃんけんに過ぎないので、せめてオレたちは必要上のワラ人形をできるだけ作らないよう努力しよう。
いや、後から振り返ってみると、絶対もっとヘチョい呪いのワラ人形や偶像を作ってるだろうけど。


メフィラスセブン

2010年10月28日


発展形。
メフィラス兄弟きっての武闘派だ。
銀河にその名を響かせるワルだけど、筋の通らないことは許せない。
ウルトラセブンに惚れて、自らもセブンの名を名乗ってるらしいぞ。
(ボディペイントもそのため)
マントはアーマードメフィラスを参考にしてみたんだが、こういうのがウルトラ兄弟に対抗してゾロっと並ぶと絵的にかなりぐっとくるかもしんない。


パン屋の星

2010年10月10日

子供の頃にアンパンマンを読んだ。
幼稚園に「キンダーブック」があったからその関係だろう。まさに第一作の「あんぱんまん」。
ちなみにすげー怖かった。顔を食べさせに来るんだぜ。
オレの中では恐怖番組だった「シルバー仮面」と同じ棚に入っていた。
んで、かなり間が空いてから超ブレイクして現在に至るのだけど、いつのまにかパン屋のおっさんに助手がいた。
髪型からしててっきりバイトの兄ちゃんだと思ってたら女性だそうな。バタコさん。
(79年初登場だそうだから、もうジャンプに夢中で読んでない頃だ)
んで、ネットで二人の関係について、つい先日ニュースになっていて、公式見解がこちら

無関係なんです。
とは言っても、一緒に暮らしていますので、非常に家族に近い関係でしょうか。親子や肉親ではありません

いやいやいやいや。
いいじゃん雇用主と従業員で。なにその「無関係」ってムダに強調してる感じ。

「一緒に暮らしている」
「非常に家族に近い関係」
「親子や肉親ではない」


なにそのムダにアダルツで暗示的な説明。
ただの幼児向けアニメの背後に秘められた「黄昏流星群」的な世界。さすがやなせたかし、ただ者ではない。
「黄昏流星群」と言えば、まさにこないだ「深夜食堂」ネタをやってたけど。そのうち「アンパンマン」ネタもやってくんないだろうか。「パン屋の星」とかで。
地方都市の片隅で、妄想癖のある初老のパン屋と暮らす訳ありの女。おお、なんかすげーいけそうな気が!


チャールズ・インガルスのバイオリン

2010年10月06日


子供の頃に見ていた「大草原の小さな家」が忘れられない。
あそこに籠められていた古きよきアメリカの良心みたいなものが、それに憧れていた日本人の無邪気さみたいなものが、好きだったのだ。
多分中東の人が「おしん」を回顧するよな心境ではあるまいか。
マイケル・ランドン演じるところのチャールズ・インガルス(とうさん)。
絵に書いたような「アメリカの父親」っぷりが忘れられないが、これがバイオリンを弾く。
(今風の表記では「フィドル」だろうけど、こればっかりは当時風に「バイオリン」じゃなきゃダメだ)
開拓者の嗜みだったのかもしれないが、単なる田夫野人ではないところがよかったのだ。
ふと調べてみて、このバイオリンの実物が、いまも博物館にあることを知った。
あんまり評判の良くない続編「大草原のかなたに~ローラ・インガルス・ワイルダー物語」で、老いた「とうさん」が、「私が死んだらこれを受け継いでおくれ」と弱気になって言うアレだ。
ちゃんと受け継がれて残っているのだ。ちょっとうれしくなった。
チャールズ・インガルスは、開拓者なのに農地や屋敷は残せなかった。かわりに残ったものは、美しい物語とバイオリン。
なんと博物館のサイトまである。21世紀じゃのう。
http://www.lauraingallswilderhome.com/
ミニチュアのバイオリンも買えるよ。いらないけど。


ドビソースの思い出

2010年09月29日


「包丁人味平」で「ドビソース」というのが出てくる。
俺の味じゃねえから捨てちゃうアレだ。あの「キッチンブルドッグ」に行ってみたかったもんだ。
ちなみに、オレの家では「ドミグラスソース」だった。今は「デミグラス」が一般的だろうか。
(調べてみたら、本来の発音からすると「ド」の方が近いらしい、「メリケン」みたいなもんか)
昔の洋食の味ったらこれだった。
かれこれ30数年前に食ったハンバーグ、埼玉県のグリル鶴ヶ岡。カリカリのベーコンを鉄串で巻き付け、熱い鉄板の上で濃褐色のドミグラスソースのたっぷりかかった味が未だに忘れられない。
付け合わせはケチャップ真っ赤のスパゲティにポテトフライにさやいんげん。
大人になってみたら本格的なフレンチやイタリアンが主流になって、あの洋食の味はすっかりなくなっていることに気づいて愕然とした。
もちろん精養軒とか煉瓦亭とか、まあ一通りは行ったよ。
でもあれはインドの原始仏教を訪ねるみたいなもんで、オレが食べてきた通俗的葬式仏教的な洋食とは微妙に異なるモノだ。どうもガチに過ぎる。
最近出てきた擬レトロ洋食屋みたいなのは、もっとピンとこない。なんなんだろあのビンボ臭さ。
洋食ったら、やっぱり「ニッポンの普通なごちそう」だろう。
なので、街で古びた洋食屋をみかけるとついつい入ってしまう。
高度成長とバブルの間、いっとき存在した宙ぶらりんな時代の、あのドミグラスの味を探し求めるのだ。
でも、これがなかなかストライクがないのな。
ガチでもヤオでもない、「ニッポンの普通なごちそう」というのが、もはやめったにない。
そんな中で久々のヒットはこちら。自転車で偶然通りかかった三軒茶屋の「アレックス」
濃くて苦甘ーいドミグラス!バターたっぷりで重厚なスパゲティもスバリ!これだ!
うまい洋食屋は他にも山ほどあるだろうけど、我が心のドミグラスはこの味だ!
見返したらストライクを求めてヒットを見つけてるけど気にすんな。


松脂パリジャン

2010年09月11日


松脂が割れたので新しいのを買った。
床で砕けてえらいことになったのだ。
だいたい松脂を使い切ったことがない。たいてい途中で割れるか無くす。どう考えてもあの量と値段は過剰だ。業者の陰謀だと思う。
んで新しいのを買いに行くたびに値段を見て愕然とする。
腹立つから思いっきりバカなのを買ってやった。
その名も「パリジャン」
なぜ松脂がエッフェル塔でパリなのか。それは誰にもわからぬ。
磁石でフタが閉まるギミックがカッコいいけど、これも特に意味はない。
何なんだパリジャン…いやいいけど。
賭けてもいいが、これも途中で割れるか無くすだろう。


LEDバカ時計

2010年08月20日


オレは時計はしない。しないんだけど定期的にこんなものを買ってしまう。
だってこれ見たら買うだろう。
七色に光るLEDバカ時計。最高!
香港とかアメ横とかで安く売ってるから、まずは店先でボタンを押して見たまえ。
深海のクシクラゲのようなムダなビカビカ効果とともに、何時なのかもわからんカッコよすぎる表示。
70年代特撮とかに出てきそうなこのデザインと相まって、問答無用に欲しくなること請け合い。
いや、いまだに時刻合わせができないんだけどな。
いいんだよ、どうせ時計なんかしないんだから。


イルカのラッキー

2010年07月30日

去年の今頃だったか、品川駅前の水族館にいたイルカのラッキーが死んだ。
「飛べないイルカ」として有名だったヤツだ。
水族館は大好きなので、オープン間もない頃に見に行ってる。その頃はラッキーだけじゃなくて、他のイルカもあんまり飛べてなかったように思う。
品川駅前のそれほど広くもない場所に、小さな遊園地と一緒に造られたやっぱり小さな水族館で、一生懸命不器用に飛び跳ねるイルカを見てたら、何か見てて泣けてきたことを覚えている。
「ああ、こいつら、ここでそのうち死んじゃうんだなあ」って。
そのとおりに死んじゃった。
胃の病気だったそうだけど、なんとなくわかる気がする。知らないけど。
オレたちにしたって、ラッキーの境遇と何ら変わらるところはないんだけど。
ラッキーが最後まで、それなりに幸せを感じてたらいいなあと、なぜか一年後の今ごろになって思った。


百の肉

2010年05月23日

以前にも書いた「シシ」の話、続き。
これまでナゾだった、昔の肉の呼称「ももんじ」「ももんじい」というのが
「百肉」あるいは「百獣」だと知って大変納得。
獣類と肉とライオンが、全部「シシ」一括りで、
「とりあえずなんか肉っぽいやつ」みたいな扱いなのも驚きなんだが
さらにとりあえず百!、とにかく肉イロイロという感じか。
この独特の粗雑、適当なイメージが気持ちいい。魚に関するコトバの精密度に比べると、まさに天地の差。
やっぱり肉食がタブー視されていたことが大きいんだろうか。
「百獣の王」という言葉も、何か違った意味合いを帯びて見えてくる。
さらに「肉置き」のようなエロティックなシシもあるわけで、シシの混沌はいよいよ奥が深い。
百肉(モモシシ)の王というのはちょっといいかも。
ライオンよりも巴御前か怪力の母みたいな日本的ディアナが思い浮かぶ。


第9地区

2010年05月18日

そういや見た。
面白かった。やっぱ舞台を「南アフリカ」にしたのが勝因だろう。
この設定一つが七難隠している。立派。
すでにして何でもありな異世界として知れ渡っている場所なので、街の上空に宇宙船が浮かんでても、下で宇宙人がスラム作って猫缶食べてても、
「ああ、こういう国って大変なんだなあ」としか思えないという。
だんだん「現代アフリカの苦悩」から「狂い咲きサンダーロード」みたいな世界になっていくんだけど、それもなんだか納得できてしまうというフシギ。
ピーター・ジャクソンが絡んでるだけあって映像的にもそれなりの見ごたえがあり、低予算っぽいメロメロな感じはナシ。反重力で浮かぶ司令船とか、ラストのパワードスーツ戦とかよくできてます。
ドキュメンタリータッチということで、「クローバーフィールド」ばりの手持ち船酔いカメラだということだけ注意かな。