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アバターの新しい神

2010年01月12日

「神は妄想である」を読んでてふと思い当たることがあったのだけど、こないだ見た「アバター」。
(以下またネタバレを含む)

途中で、舞台となる異星の生態系が、全体で巨大な情報ネットワークを成していることに、シガニーおばちゃんが大変感動するシーンがあるのね。

映画的にも「これは最高に貴重で、素晴らしいことなのだ」という扱いをされてるんだけど、これがどうにもピンとこなかったのだ。

異星生態系それ自体が貴重な、というか奇跡的な存在なので、それがどんな奇妙な構造を持っていたとしても、いまさら大した問題じゃないように思うのだが。
しかも、見てる限り地球人は、これまで異星生態系そのものには大して価値を見出していなかったぽいから、そこにネットワーク構造を見つけたことについてだけ、ことさらに特別扱いする理由がよくわからんのだ。

そこで思ったのは、シガニーおばちゃん(というかキャメロン)は、ここに学術的な発見というより、何か神聖なものを見ていた、あるいは見せたがっていたのではないかということだ。
つまり「ネットワークとしての神」みたいなモノだ。

神を宇宙に見いだせなくて、ネットワークには見い出すという、なんと21世紀的なビジョンかと思うけど、これは実際に新しい神への第一歩であって、100年ほど経つと、ネットワークに神を見るこの傾向が一般化してるかもしんない。
ネットワーク上に存在する絶対者、あるいはネットワークそのものを崇拝する信仰や、さらに宗教すら成立しててもおかしくない。
「電網阿羅耶識」とか「Webグノーシス主義」とか「Google教団」とか。
おお!カッコいい!