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オタクの電脳
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鵺の哀しみ

2008年06月26日

「サルまん2.0」がものすごい終わり方をしたので、気になって「たけくまメモ」を読んでいるのだけど「マンガ界崩壊を止めるためには」が面白い。
何が面白いって、「崩壊を止めたい」、あるいは「止めなければならない」
というスタンス。
開示されるデータや、展開される論理からいって、導き出される結論は素直に「マンガはもうダメだ」しかないと思うのだけど、そこだけ妙にねじまがっているのだ。
いわく「マンガ・プロデューサー制」によって崩壊が回避されるかも知れない、という提言なのだけど、これは根拠があまりにも危うい。
こんな中間業が成立するほど才能(商品価値)のある作家や編集者など、今も昔も同時代に数人しかいないだろう。
自身が書いているように、「マンガは買ってまで読むものではなくなっている」というその一文で事足りるのではないか。
しがらみのないフリーの立場なら、こんな危うい提言なんてせずに、もっと客観的な考察に留めておいた方がいいのになあ。
なぜそういう結論に至るのかも、だいたい察せられるだけに哀しい。鵺の哀しみというか。
(いや、人事ではない)