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せっかく近所におられるので、すがやみつる先生のこと

2008年07月04日

すがやみつる先生のブログ
で、67年当時の、マンガ界のレア情報が読める。
松本零士がサラっと描いた零戦なんてはじめて見る。すげえ。やっぱマジでうまいな。
せっかくの機会なので、こっちは78年当時のすがや先生の印象など書いてみる。
いちおうコロコロ直撃世代なので、あらしも「ブロック崩し」の第一回からリアルタイムで読んでたのでな。
当時のすがや先生というと、個人的には「真田十勇士」のコミカライズに強烈なインパクトがあった。
ゴディバ夫人よろしく全裸で馬にまたがる美少女の、NHK絡みとも思えないセンセーショナルなカットが未だに忘れられない。
全体的に石森直系で、さらにスパイスを効かせた絵という印象があって、「あらし」の第一話も鮮烈だった。
だがやっぱりなんと言っても「オレにピアノを教えてくれえっ!」の第二話だろう。
だって後楽園でインベーダーだぜ。
これは書いておくが、当時人気のインベーダーを題材にしたマンガというのは別に「あらし」だけだったわけではなく、他にも今道英治先生の「インベーダー殺し」とかいろいろあったわけだ。
「中央突破作戦」とか燃えたな。
ただ「あらし」が当時ズバ抜けていたのは、今日語られる特異なキャラ立ちとかぶっ飛んだ演出とか以上に、まず「デジタル描写の説得力」であったように思う。
当時、他のゲーム漫画のドット絵が、いかにもなマンガ絵に変換されていたり、あるいは適当なフリーハンド手描きだったのに対し、あくまで精密なドットバイドットで描き起こされ、整然と編隊を組んだ「あらし」のインベーダー描写は、そりゃもう今で言うハイエンドCG的なインパクトがあったのだ。
もちろん当時CGがあるわけはないので、おそらく根性でコピー&切り貼りしたのだと思うけれど、当時「あらし」の熱狂的な人気の根底は、そこらへんの「ちゃんとわかってる」リアリティにこそあったように思うのだ。
さとるの家に置いてあるインベーダーが、よりにもよってバンダイの「ミサイルインベーダー」のキャラを、アーケード筐体用にちゃんと描き起こしているところなんて子供ながらに感動したものだ。
せっかくの機会なのでトラックバックのテストを兼ねて質問ですが、実際の所、あのドット絵はどうやって起こしてたんでしょうかね。すがや先生。
あれだけで結構な手間だったと思うんですが。


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この記事へのコメント
 こんばんは。トラックバックをありがとうございました。

 インベーダーやギャラクシアンの画像は、喫茶店のゲーム機を見ながら、グラフ用紙にドットの状態をスケッチしたものです。これはアシスタントがやってくれました。これを清書したものを版下に、小学館で写真版を作ってもらいました。当時、まだコピー機を持っていなかったため、大小各種のサイズの印画紙に焼いたものを切り貼りして原稿に貼り付けました。

 このマンガのデジタル表現については、いちおうマイコンなんてものにも手を染めていたもので、それなりのこだわりは持っていたつもりです。

 さとるの家のゲーム機については、何回目あたりに出てくるものでしょうか? あの頃はアミューズメント業界の業界紙にも連載させていただいたり、また、各メーカーさんにもカタログを提供いただいたりで、業界の皆さんには、とてもお世話になりました。

 まだゲームセンターというと不良のたまり場みたいなイメージがあった頃ですが、『ゲームセンターあらし』が「コロコロコミック」という“小学館の児童雑誌”に載ったことで、「初めて自分の仕事を誇りを持って子どもに伝えることができた」と喜んでくださったメーカーの営業マンの方もおりました。

 ただ、ちょっとばかり薄暗いイメージのゲームセンターにも、郷愁を感じるところもあるんですが(^_^;)。
Posted by すがやみつる/菅谷充 at 2008年07月04日 02:21
すがやみつる先生とゾルゲみつる先生がこんなところでプチ対談されておられる……!
他人事ながらなんだかドキドキします。
Posted by 白川嘘一郎白川嘘一郎 at 2008年07月04日 04:54
す、すごい…。雑誌で対談を読んでるみたい…!
Posted by 香山哲香山哲 at 2008年07月04日 05:18
これが縁で、ゲームセンターあらし対ユーゲ3をゲームサイドレベル1で連載とか・・・実現したら、一生ついていきます!
Posted by 御二方の大ファン at 2008年07月05日 03:07
コメントありがとうございました。
すがやみつる先生>
さとるの誕生日パーティの場でしたので、第七回「決戦!ギャラクシアン」だと思います。
普通のインベーダーじゃなくて、家庭用のミサイルインベーダーなんですよ。
ドット絵が写真版と言うのも初耳で、貴重な情報をありがとうございます。写植と同様のシステムですかね?
白川ヨダレ様>
こちらこそお誘いありがとうございました。
香山哲様>
そちらは元●ガのあの方ではないですよね?
不思議な縁を感じさせるお名前ですな。
Posted by ゾルゲ市蔵ゾルゲ市蔵 at 2008年07月08日 10:54
ゾルゲさま

 とりあえず確認してみましたが、「ゲ、ゲームセンタだ!」というコマの次にある小さなコマの画面のことでしょうか。

 もし、これでしたら、たぶん、アーケード用のつもりで描いたら、こうなっちゃった……のではないかと思います(^_^;)。

 インベーダーやギャラクシアンについては、版下を1列分だけ作って、それを並べたものを焼いてもらいました。まさに写植と同じでした。

 いまみたいにパソコンでパースも自在につけられたら、構図も、もう少し自由になったかもしれません。
Posted by すがやみつる/菅谷充すがやみつる/菅谷充 at 2008年07月11日 00:32